第1話「離婚協議書」
秦施(チン・シー)は独身の敏腕女性弁護士。2年前、師匠の卞静(ビエン・ジン)は秦施を自らの勤め先でもある大手法律事務所に入れるため、既婚者と偽って推薦した。架空の夫を仕立てて採用された秦施だが、その才能を所長夫婦に買われてシニア弁護士に上りつめる。一方、名門大学を卒業した陽華(ヤン・ホワ)は家に引きこもり、親に見合いを迫られながら株取引に明け暮れる毎日。そんな縁もゆかりもないはずの2人が、パーティー会場で偶然顔を合わせ・・・。
第2話「コーヒーと緑茶」
結婚を望む母に自宅を追い出された陽華(ヤン・ホワ)は、友人の蔡亮(ツァイ・リャン)に「時には善意の嘘も必要だ」と諭され、ある方法を思いつく。一方、秦施(チン・シー)は女性経営者協会の法律顧問の座を得るべく情報集めに奔走。会長の姪に接触するが、彼女は一筋縄ではいかない人物だった。そんな中、事務所の新人・呉菲(ウー・フェイ)は、準備不足を秦施に叱責されたうえ、秦施をライバル視する李黛(リー・ダイ)の不興も買ってしまう。
第3話「偽装夫婦」
秦施(チン・シー)との話し合いを拒否して離婚を進めようとする陽華(ヤン・ホワ)に、秦施は弁護士としての正義を貫くために大手法律事務所に入る必要性があったこと、そして彼を夫として選んだ最大の理由を説明する。雨の中、一度は物別れに終わった2人だったが、陽華は再び秦施を呼び出し、母親に結婚を迫られているという自身の窮状を告げる。苦境に立たされている2人は、互いに助け合うため、しばらく偽装夫婦を演じることを決めるのだが…。
第4話「アメとムチ」
元カレの陶俊輝(タオ・ジュンフイ)から招待状の入手方法を問い詰められる秦施(チン・シー)。諦めがつかない秦施は女性経営者協会の蘭(ラン)会長への説得を試みるが、過度の野心は危険だと逆に諭されてしまう。陶俊輝と言葉を交わした陽華(ヤン・ホワ)は、陶俊輝がまだ秦施に未練があると感じるが…。一方、不倫騒動からすっかり夫婦仲が冷え込んだ秦施の兄・文宇(ウェンユー)は、また妻の梅梅(メイメイ)と大ゲンカになり、家を飛び出してしまう。
第5話「見えない手がかり」
「洛威玉蘭(ルオウェイユーラン)は怪しい」という陽華(ヤン・ホワ)の言葉をきっかけに調査を始める秦施(チン・シー)。しかし、手がかりがつかめないまま女性経営者協会との契約の時刻が近づいていた。一方、陽華の母は秦施との仲が偽装であることを疑い、3か月を待たず、すぐ結婚するよう2人を急かす作戦に出る。引くに引けなくなった陽華は、洛威玉蘭の調査を手伝うことと引き換えに、秦施の協力を得ることにするのだが…。
第6話「投資の罠」
秦施(チン・シー)は財務調査のレポートを唐伊慧(タン・イーフイ)に提出し、洛威玉蘭(ルオウェイユーラン)が絡む一連の融資案件に不可解な点が多いと指摘。女性経営者協会との顧問契約を中止するよう力説するが、すでに洛威玉蘭に大金を投資していた唐伊慧は、秦施にレポートの信憑性を問いただす。事態の深刻さに気づいた唐伊慧は夫の金誠(ジン・チョン)を呼び戻し、秦施と李黛(リー・ダイ)を含む3人にだけ投資していた金額を打ち明ける。
第7話「変わり者」
秦施(チン・シー)は偽装結婚が親友の任梅梅(レン・メイメイ)にバレないかと心配し、急いで帰宅する。機転を利かせた陽華(ヤン・ホワ)は、梅梅に自分が秦施の恋人だと名乗っていた。梅梅の質問攻めに遭った陽華は、独特な世界観でことごとく跳ね返すが、秦施はボロが出ないようにと陽華を外出させる。泥酔した梅梅は、秦施の言葉をさえぎり、信じていた親友に交際を隠されたことや、結婚生活に失敗した自分が情けなくなり、泣き崩れてしまう。
第8話「来襲」
秦施(チン・シー)の機転により危機を乗り越えた唐伊慧(タン・イーフイ)は、秦施を事務所のパートナー候補として推薦することを提案する。しかし唐から出された条件は“夫”同伴で会合に出席することだった。「独身女性弁護士が抜擢される可能性は低い」という唐の言葉に、無力感を覚える秦施だが…。一方、結婚相談所から紹介された人物が陽華(ヤン・ホワ)だったのではないかと疑惑を抱く李薫(リー・ダイ)が、秦施の周りを探り始める。
第9話「愛なき結婚」
突然、秦施(チン・シー)の職場に押しかけてきた陽華(ヤン・ホワ)の母親に、秦施は恋愛ではなく結婚したいだけだと懸命に訴えるが、不真面目で人生をなめていると一蹴されてしまう。陽華の母親は息子に帰宅するよう説得し、2度と結婚も見合いも迫ることはしないと約束する。その夜、実家から酔っ払って秦施の自宅に帰ってくる陽華。秦施は最後の協力として、翌日行われるパートナー弁護士の集まりに同伴するよう懇願するが…。
第10話「チームワーク」
パートナー弁護士を目指す秦施(チン・シー)は、陽華(ヤン・ホワ)を同伴し所長夫妻の自宅で行われるパーティーに参加する。しかし、招かれたパートナー弁護士候補の中には、なぜか李黛(リー・ダイ)の姿もあった。秦施と陽華の結婚偽装を疑う李黛は、見合いの相手が自分であったことを陽華に明かし、なぜ独身だと偽ったのか問いただす。一方、玉蘭(ユーラン)グループの蘭暁亭(ラン・シャオティン)は、アメリカ行きの便に搭乗しようとしていた。
第11話「突然の訪問者」
秦施(チン・シー)が全て自分の計画どおりだと思っていた矢先、陽華(ヤン・ホワ)から突然、母親が自宅訪問を望んでいると告げられる。自宅を知られたら突撃訪問される可能性があると心配する秦施は、回避するための策を思い付き、渋りながらも訪問を受け入れる。訪問日当日、秦施は親友で兄嫁の任梅梅(レン・メイメイ)宅に避難することに。すると、秦施とゲームを楽しむ任梅梅の携帯に、夫の浮気相手・ビビアンから電話が入る。
第12話「所長の思惑」
秦施(チン・シー)が勤める”誠&慧(チョン&フイ)”へ代理人の依頼に来た蘭暁亭(ラン・シャオティン)に、所長の金(ジン)は「個人の財産を守るには夫と離婚し、連帯債務を逃れるしかない」という残酷な事実を告げる。秦施は、今回の案件には手を出さず昇進のための保身に努めるよう釘を刺されていたが、極秘で蘭の身辺調査を始め…。一方、蘭の案件を担当したいと考えていた李黛(リー・ダイ)は、所長夫妻が秦施を守ろうとしていることを知る。
第13話「オシドリの行方」
李黛(リー・ダイ)からの電話を受けた秦施(チン・シー)は、陽華(ヤン・ホワ)とともに蘭暁亭(ラン・シャオティン)の足取りを分析し、ついに居場所を突き止める。その後、秦施に伴われて「誠&慧」に現れた蘭は、夫との離婚を決意。翌日、出勤した秦施に、唐伊慧(タン・イーフイ)はライバルの李黛と組んで、蘭の離婚訴訟を担当するよう命じる。その頃、陽華の母親のもとに結婚相談所から、見合い相手が損害賠償を求めていると電話が入り…。
第14話「襲撃」
蘭暁亭(ラン・シャオティン)夫婦の離婚訴訟を担当することになった秦施(チン・シー)たちは、夫の作った莫大な借金の陰に、親族間の争いがあったことを探り当てる。洛威玉蘭(ルオウェイユーラン)の債権者たちが裏社会の回収業者に依頼していることを知った陽華(ヤン・ホワ)は、秦施の身に危険が迫っていることに気づき、急いで事務所へ向かうが、同じ時、洛威玉蘭の債権者代理を引き受けた陶俊輝(タオ・ジュンフイ)も秦施のもとへと向かっていた。