沈君夜(しんくんや)の母は娘がやっと婿養子を迎えられることに喜び、盛大な式を挙げるため準備に勤しんでいた。ところが、気性が荒く”沈閻魔”という異名を持つ君夜との結婚に恐れをなした新郎が、式当日に逃げ出してしまう。新郎を追いかけたはずの君夜だが、新郎よりも気概があって見た目も良いと御者をしていた路小白(ろしょうはく)に目をつける。
各地で殺人と窃盗を繰り返し、お尋ね者になっていた周彪(しゅうひょう)。沈君夜(しんくんや)は、路小白(ろしょうはく)の助言を元に周彪を見つけ出し死闘を繰り広げる。その後、君夜や小白が集まった宴の席で、突然、給仕が泡を吹いて倒れてしまう。自分たちの食事に毒が盛られたと推理した君夜が店主たちに取り調べを開始するが…。
川岸へ連れてこられた路小白(ろしょうはく)は、殺害された女性の捜査を手伝うことに。持ち去られた物が気になりつつも落ちている漢方薬を見て、突発的な犯行だと推測する。自分が役立っていることを沈君夜(しんくんや)に認めさせ、褒美をもらおうとする小白だが、君夜が江守臣(こうしゅしん)から借りた上着に施された蝶の模様が気になってしまい…。
沈君夜(しんくんや)から自分と一緒に日の出を見に行きたいかと問われた路小白(ろしょうはく)は、素直に「行きたい」と答え、2人は良い雰囲気になる。そんな中、川岸の事件と同じ人物の犯行と思わしき新たな女性の遺体が見つかってしまう。犯人像が間違っていたかもしれないと考えた小白は、君夜と供に手かがりを求めて薬舗へ向かう。
路小白(ろしょうはく)は、沈君夜(しんくんや)に神捕司への編入願いが却下されたことと沈夫人が再婚を考えていることを伝える。殴られると覚悟した小白だが、君夜は「ありがとう」と言い残して去る。沈九(しんきゅう)と母と話をした君夜は、小白の元を無言で訪れ、小白を外に連れ出す。落ち込んで飲みすぎる君夜を慰め、励まし、愛を伝える小白だが…。
沈君夜(しんくんや)は、蝶の模様をつけた下手人の行方について江守臣(こうしゅしん)から問われるが、未だに何も掴めていなかった。そんな中、刑部から新たに「歳は20才で江南生まれ、身の上は不明、左肩に赤いアザがある」人物を捜すように文書が届けられる。路小白(ろしょうはく)ではないかと疑う君夜は、服を脱ぐよう小白に迫るのだが…。
1994年3月3日生まれ。4歳の頃から子役として活動する。2002年「大脚馬皇后(原題)」、2016年サスペンス映画『荼蘼殺機(原題)』に主演。第1回“緑氧電影季”金槿奨最優秀主演女優賞を獲得。「絶代双驕 〜マーベラス・ツインズ〜」(18)の慕容九役で日本でも知られるようになり、「星漢燦爛」(22)にも出演。
信州の捕吏で頭(警察のリーダー)。気が強くて武芸が得意。沈家の唯一の継承者として、家の存続ため婿を取ろうとしている。別名:“沈閻魔”
1999年1月18日生まれ、山東省出身。北京電影学院にて学ぶ。2017年、「器霊Ⅱ(原題)」でデビュー。2019年学園ドラマ「非処方青春(原題)」の主演に抜擢。その他の出演作は、「撲通撲通的青春(原題)」(19)、「狐狸在手(原題)」(20)。映画『すれちがう青春』のドラマ版への出演が決定している。
頭の回転が速く、ずる賢い。見聞が広く、機転も利く。生計をたてるために様々な仕事を請け負う。沈君夜を助け事件を解決していくうちに愛し合うようになる。
気概ただならぬ風采で、武功知略ともに一流。トラブルに動じない冷静さと、公平に物事を判断する正義感を持っている。父親の死後に“神捕使”を継いだ。
1995年1月25日生まれ。本作出演後、「我的萌寶是僚機」(22)「絶色小神醫」(23)で主演し、他多数の作品に出演中。主な出演作は、「完美先生和差不多小姐(原題)」(20)「這個星球没有愛情(原題)」(21)等。
沈君夜に片思いをしている君夜の上司。信州の司法を掌っている。ハンサムで優しく、親しみやすい。路小白の能力をかっており、事件を解決するためにアドバイスを求めることも。