STORY

第1話「空がくれた縁 イワギボウシ 其の一」
花より美しい男たちによる結婚仲介集団“コッパダン”。そのメンバーであるマ・フン、コ・ヨンス、ト・ジュンの3人を街で見かけた鍛冶屋のキム・スは「コッパダンが結んだ縁は絶対に切れない」という話を聞き、愛するケトンとの結婚の仲介を依頼しようと考える。そんな中、フンとヨンスはオ大監(テガム)の娘の結婚の仲介を依頼され、屋敷を訪問する。市場の何でも屋ケトンは、オ大監の娘に身代わり役を頼まれるが、フンに正体を怪しまれて…。

第2話「空がくれた縁 イワギボウシ 其の二」
王と世子の崩御で玉座が空席となり、跡継ぎ問題を心配する王妃。マ・ボンドクは左議政(チャイジョン)より先に、新たな王を擁立しようと画策する。ケトンは5年間必死で働いて貯めた全財産を人捜しの男に払い、生き別れた兄を見つけてほしいと頼む。一方、スはケトンとの結婚の仲介をコッパダンのフンに依頼するが何度も断られ、母の遺品であるかんざしを代金として渡す。フンはヨンスとジュンに説得され、スの依頼を引き受けることを決めるが…。

第3話「真心 あじさい 其の一」
フンは逃げ回るケトンを追いかけ、やっとのことでスの求婚状を渡す。ケトンは兄を捜すために全財産を使い果たしたという理由で求婚を断るが、スの言葉に心を動かされ、一緒に生きていくことを決める。コッパダンが婚礼の準備を進める中、母のかんざしを家に取りに戻ったスは、見知らぬ男たちに宮殿へと連れ去られてしまう。その頃、スと彼の父親ムンソクが消えたことを知ったフンは式の中止を決め、ケトンと共に2人を捜し回るが…。

第4話「真心 あじさい 其の二」
宮殿から逃げ出そうとしていたスは、実の父親だと信じていたムンソクから自分が先王の息子イ・スであることを告げられて衝撃を受ける。まもなく即位式が行われ、スは気持ちの整理もつかないまま王座に就く。一方、無一文で借金まで抱えたケトンは市場で商売を再開し、偶然通りかかったフンに婚礼用品や拾った矢じりを売りつける。そんな中、コッパダンは媒婆(メパ)の採用面接を実施。フンは面接にやってきたケトンを追い返そうとするが…。

第5話「恋しさ 百日草 其の一」
マ・ボンドクの策略によって、刺客に命を狙われたケトン。フンは覆面の男たちを追い返してケトンを救い、3か月の見習い期間付きでコッパダンに採用すると伝える。副業を禁じられたケトンは誘いを断るが、スを捜してやるというフンの言葉を聞いて、住み込みの見習い生活を開始。ヨンスはケトンのことが気に入らず、2人はたびたびぶつかり合う。一方、スは密かに宮殿を抜け出してケトンを捜し回るが、ムンソクに連れ戻されて…。

第6話「恋しさ 百日草 其の二」
ジュンは矢じりを扱っている商団を突き止め、左議政も同じものを捜していることをフンに報告。フンは矢じりを盗んだならず者を捜しにいき、ケトンが同じ男に兄捜しを頼んで金をだまし取られたことを知る。一方、宮殿ではスの首にうっかり傷をつけた女官が拷問にかけられ、スは王の重さを理解する。そんな中、フンとケトンはついにイ・ヒョンギュに恋人がいることを確認。ケトンは愛など信じないというフンの考え方に反発するが…。

第7話「恥じらい しゃくやく 其の一」
腹をすかせたケトンは狩人たちと意気投合し、酒盛りに参加。ケトンの身が危険だと勘違いしたフンは、夫だと名乗ってケトンを連れ帰る。フンは行くあてのないケトンに思わずそばにいろと告げ、自分の言葉に動揺してしまう。そんな中、コッパダンはヒョンギュの縁談を引き受けることに。ヒョンギュを恋人と結婚させてやりたいというケトンに、フンはヒョンギュを3日以内に説得できれば正式にコッパダンに迎え入れると約束するが…。>

第8話「恥じらい しゃくやく 其の二」
領議政マ・ボンドクはフンの元を訪れ、マ家の跡継ぎとして家に戻ってこいと告げる。ヨンスからフンのつらい過去について聞いたケトンは、フンが愛を信じなくなった理由を知って失言を悔やみ、フンに過去を打ち明ける。そんな中、ケトンはヒョンギュの心を動かすことに成功。フンはケトンを正式にコッパダンに迎え入れ、赤い髪飾りと関係者だけが出入りできる書庫の鍵を渡す。一方、スは会いたい人がいるとムンソクに相談するが…。

第9話「秘密の愛 アズマイチゲ 其の一」
スは真夜中にフンと密会。スが王であると見抜いたフンはケトンを忘れろと話すが、スは彼女をそばに置くために力をつけると言い、それまでケトンを守ってほしいと頼む。ケトンは突然消えたフンを心配し、帰ってきた彼を抱き締める。そんな中、ヒョンギュは恋人との結婚を許してほしいと母に頼むが、母は左議政の姪ソユンとの縁談を進めようとする。コッパダンはある作戦を立て、ケトンは両班の令嬢になりきるための特訓を受けるが…。

第10話「秘密の愛 アズマイチゲ 其の二」
両班になりすましたケトンは、お茶会で左議政の姪ソユンに接近する。ジファはソユンの本を持ち去ったケトンを怪しんで後を追うが、使用人にぶつかった拍子に服を汚されて激怒。ケトンは問題を起こすなというフンの言いつけを破り、つい出しゃばってしまう。ジファはケトンの髪飾りを見てジュンとの関係を誤解し、いっそう不機嫌になる。コッパダンはケトンが入手した情報を元に、ソユンを理想の男性と結びつける作戦を実行して…。

第11話「ときめく心 ねむの木 其の一」
ケトンと納屋に泊まったフンは、ドキドキで眠れない夜を過ごす。翌朝、フンとケトンはねずみ捕りに引っかかった男を発見し、ならず者の親分の居場所を聞き出すことに成功。ケトンは自分を騙した親分に兄捜しの代金を返せと迫り、フンもまた矢じりを売った相手を問い詰めるが、男は口を割らない。一方、ムンソクと引き離されたスは女官セアの協力を得て、民のための国を作るべく政務に励む。ボンドクは内侍にスの監視を命じるが…。

第12話「ときめく心 ねむの木 其の二」
自分は不運だと悩むケトンの手を握り、幸運を分けてやると告げたフン。ケトンは使者の役目を無事に果たすが、ジヨンはヒョンギュの母から高価な礼物を要求され、破談を申し入れようとする。フンはジヨンが受け取った礼物を売って、同等の品を購入する作戦を思いついて…。そんな中、ケトンは体つきや顔がスに似た死体が上がったとジュンに聞かされ、身元確認に駆けつける。フンはスが王に即位したことをケトンに明かそうとするが…。

第13話「2度目の機会 ハッカ 其の一」
ケトンは、ジファの屋敷で奴婢としてこき使われている兄のガンを発見。ガンは推奴にむちで打たれた後遺症により、ケトンを見分けることすらできなくなっていた。ジファの前では何とか平静を装ったケトンだが、悲しみに暮れて密かに涙を流す。そんな中、矢じりを盗んだ男が捕盗庁で死亡。フンは他殺を疑い、男が遺した“きつねの捕卒”という言葉を手がかりに犯人を捜し始める。一方、ボンドクは姪孫を中殿の揀択に出そうと企んで…。

第14話「2度目の機会 ハッカ 其の二」
一族から中殿を出すべく、三世旌門を狙うボンドク。しかし、スはボンドクの甥嫁イム氏夫人を烈女として表彰する機会を延期する。ジファはケトンの身分とガンとの関係を怪しみ、情報収集のためにジュンのいる妓房を訪問。ジュンから楽器の演奏を教わったジファは、気持ちを隠しつつもますます彼に惹かれていく。一方、スは女官セアに勇気づけられ、諦めずにケトンと結婚しようと決意。夜中に宮殿を抜け出して、フンの屋敷を訪れるが…。

第15話「かなわぬ愛 夏水仙 其の一」
スと突然の再会を果たしたケトン。スは王になったことは明かさずに自分は両班だったと嘘をつき、約束通り婚礼を挙げようとケトンに告げる。ケトンはフンのことばかりが気になり、素直に喜べない自分に戸惑う。一方、フンはケトンが兄を取り戻すために両班の令嬢になろうと決心したことを知らず、スと結婚するために令嬢になりたがっていると誤解してしまう。そんな中、フンはイム氏夫人に再婚相手にふさわしい男性を推薦するが…。

第16話「かなわぬ愛 夏水仙 其の二」
酒を飲んでしゃっくりが止まらなくなったフン。ケトンはフンを驚かせようとして思わず口づけをする。フンの存在がスよりも大きくなり、自分の気持ちがわからなくなったケトンは、客の話だと前置きしてイム氏夫人に話を聞いてもらう。一方、ジュンはならず者が殺された日に勤務していた捕卒を集め、フンの捜査に協力。しかし、つらい過去を忘れられず、イム氏夫人の縁談には相変わらず反対する。そんな中、ケトンが突然拉致されて…。